またまたサボり癖がでて中断してました。時々意欲に欠けるのは歳のせいかもしれませんね。
溜まっていた写真を整理たいので再開します。長い間放置して申し訳ありませんでした。
過日、宇部市営バス旅行のガイド誌に九州国立博物館で開催中の好評「ボストン美術館」見学ツアー1人5,500円というのがあったので平日休みをもらい応募しました。隣接大宰府天満宮の梅は見頃という時期でしたが、休憩を含め3時間ビッシリ美術館に居続けました。
東洋美術の伝統「ボストン美術館」所蔵、史上最大規模の日本絵画展との評判でしたが、かって海を渡ったまぼろしの国宝が一堂に里帰りしたものでとても見ごたえがありました。ボストン美術館の日本美術収蔵品は10万点を超えるそうですが、その中から名品46点が厳選され今回公開されました。
「平治物語絵巻」、「吉備大臣入唐絵巻」、「馬頭観音図屏風」長谷川等伯筆「龍虎図屏風」、尾形光琳筆「松島図屏風」、曽我蕭白「雲龍図」など魅了されるものばかりでした。
今回のコレクションは江戸末期から明治初期に日本を訪れたアメリカ人アーネスト氏、フェノロサ氏が岡倉天心の協力を得て集めたそうです。残念ながら、多くの国宝級美術品が流失したのは目の肥えた外国人が東洋美術に関心をもったからでしょうが、当時困窮した寺社・大名・武士・商人が生活費のため売却したからでしょう。しかし、海を渡ったからこそ貴重な美術品が大事に保存され続けたと考えれば最善だったのかもしれません。 (T,A)