11月上旬の連休に大阪に行き、友人の車で名阪道路を東上し伊勢神宮に出かけました。40年程前に一度訪れたことがありますが、神聖な場所というほかほとんど記憶に残っていません。静かなところという印象を持ち続けていましたが、当日は連休であり丁度名古屋と伊勢神宮間の全日本大学駅伝があり、しかもゴール地が内宮前ということで車は渋滞し、参拝客と応援団の人波で溢れ返っていました。
伊勢神宮は太陽を神格化した天照大御神を奉る内宮と衣食住の守り神である豊受大御神を奉る外宮があります。
観光で内宮のみ参拝する人が多いが、外宮を経て内宮に参拝するのが正しいとのことでした。
20年ごとに内外両宮や宇治橋が造り替えられますが、来年が遷宮の年に当たるそうでその準備の工事が着々と行われていました。
内宮の入口宇治橋前の広場には各大学応援団の幟が林立し、参拝客と交差して大賑わいでした。
メイン通りの歩道では各大学応援団が陣取り、演奏したり踊ったりして賑やかでした。
でも清浄な川に架かる宇治橋を渡り内宮に入ると落ち着いた雰囲気があり心が洗われた気持ちになりました。
綺麗に整備された前庭の玉砂利を踏みながら歩みを進めると神聖な気分になるのは不思議なものです。
前回訪れた記憶は完全に失せていたので、案内図を頼りに内宮域内をチエックしました。
ガイドの案内で五十鈴川の御手洗所で手を清めました。
参道には数百年経過している大杉が沢山植わっており、神代の時代からの歴史を感じました。
階段を上り鳥居を潜り内神宮参拝しますが、日本人参拝者の気持ちは全員清らかなものだと思いました。
写真は階段まで、警護官が居て境内では一切撮影禁止でした。隣には来年遷宮の準備が進んでいました。
前庭では素晴らしい菊の展覧が行われ、あまりの見事さにしばし見とれてしまいました。
一旦外に出ると参道にはおはらい町やおかげ横丁など土産物屋や食べもの屋が軒を連ね、多くの参拝客で賑わ っていました。名物赤福本店は長蛇の列ができていました。伊勢うどんを初めて頂きました。
古来天皇家しか参拝できなかった伊勢神宮ですが、武家が参り、やがて商人農民が一生に一度はとお伊勢参り を続けてきました。来年は62回目の遷宮ですが、日本人なら一度はお参りしたい神宮の一つかもしれません。
(T.A)