私は診療の疲れ解消にできるだけ趣味を生かすように努めていますが、その一つに未熟ですが謡曲があります。4月下旬観劇で福岡大濠公園能楽堂に続き、翌週には出演のため大阪能楽堂に行く機会がありました。が、行くたびに日本古来永劫の芸能に接して感動します。近年若い方々の日本伝統芸能への関心が薄れ今後のことを考えるといささか寂しさを感じますが、能や狂言が演じられる能楽堂は大事にしていかなければいけないと強い思いがします。
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 国立能楽堂はじめ全国各地にはまだ多くの能楽堂が存在します。舞台の下には巨大な甕が埋められ響きが良くなるように設計されています。山口市の野田学園の運動場の中に能楽堂が吹きさらしになっており、年1回くらい薪能が催されますが、一刻も早く保存対策が前向きに検討されることを願う者です。    (T,A)
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