まだ寒い日が続きますが、梅の蕾が膨らみ春の訪れを感じるようになりました。でも花粉症の方にはつらい時期ともなります。小生は軽症ですが、数年前より野山に出かけると目がかゆくなり突然鼻汁が出ることがあります。ゴルフ場では白内障術後使用した防御メガネを使い予防しますが、友人は最盛期には過敏症で目はくしゃくしゃ鼻汁垂らしちり紙が離せず他人事といえ可哀そうになります。
 当院には数日前からすでに数人ずつ目の掻痒感を訴えて受診されていますので、まだ症状が出ていない方は副作用の少ない抗アレルギー点眼剤を予防薬として用いるのが良いと思います。
山口県では昨年より花粉の飛散は少ないと予報されていますが例年並みです。症状の強い時期には自己治療しないでかかりつけ医に相談しましょう。                                                          (T,A)
 
「 初期療法で花粉症対策を行いませんか 」
 
 花粉症治療には、花粉の飛散する前から治療をはじめる「初期療法」、症状が強くなってから治療する「導入療法」、よくなった症状を維持する「維持療法」があります。 花粉症が始まる前に行う対策としては、花粉が飛び始める2週間ほど前から、抗アレルギー薬の点眼を始める「初期療法」が行われています。       
 初期療法を開始することで昨年つらかった症状、目の痒み、流涙、睡眠障害など日常生活への支障、その他合併症の軽減が期待できます。花粉が飛び始める2~3週間前には受診をおすすめします。毎年、花粉症に悩まされている患者さんは、病院・医院を早めに受診することをお勧めします。                
初期療法の効果
                         (アルコン提供)