私は美祢市「こころ訪問看護ステーション」の管理看護師です。訪問看護で患者さんのお世話をしていますとお年寄りと親しくなり自宅で採れた時期の野菜など時々頂くことがあります。最近ある患者さんを訪問した折、若いとはいえない息子さんから秋筍を沢山いただきました。珍しいので早速職場に持ち帰り茹でてスタッフと分けました。
美東病院時代より親しくしている同郷のA先生に他用のついでに話しましたが、孟宗筍とは信じてもらえませんでしたので現物をお分けしたところ驚かれネットで調べるとのことでした。
調べて戴いた結果、秋筍は存在し土佐や長野では秋から冬にかけて細身で四角形の四方竹が採れ、鹿児島では台湾産の緑竹・唐竹・大名竹などが栽培されてるそうです。しかし、孟宗竹に秋筍が採れるという文献や資料を見つけることはできなかったようです。
職場のスタッフで秋筍の存在を耳にした者はだれもいません。が、実際に見て食べたのですから信じない訳にはいきません。
息子さんは山歩きが好きで筍山を熟知され、土に隠れている筍を永年の第6感で見つけられるそうなので他人には真似ができないようです。秋筍は成長しないで土の中で枯れてしまい竹に成長することはないそうです。現場の竹藪を見ていませんが、ご本人が孟宗竹と言われるので間違いはないのでしょう。
早速スタッフと共に湯がいて分けました。珍しさもあり大変結構な味覚でした。
A先生が孟宗竹であることを信じないので、皮つきで大きめの物を再度頂き納得してもらいました。
美祢の周辺には孟宗竹が沢山群生しています。が、秋に筍が採れるという話はこれまで聞いたことがありません。しかし、目の前に現物を見たし食べたので美祢産秋筍の存在を納得せざるを得ません。山に入ったら採れるのではと話が盛り上がりましたが、土の中の筍を探すすべを知らずやはり熟知したYさんにしかできないねと話しました。
珍しい話題なのでドクターのブログを拝借し掲載させてもらいました。
今がチャンスです宝探しならぬ秋筍探しに挑戦される方はいらっしゃいません!? (S、0)