5月下旬いろいろな苗を求めた際、胡瓜4本を加えて植えました。初めての栽培だったので不安でしたが、なすびやピーマンに比べ成長が早く垣を作るのが間に合わないほどでした。見る見る内に花が咲き実をつけ、梅雨の最中1週間しないうちに毎週大きな胡瓜が5,6個採れ、持ち帰えっても喜ばれず、従業員や知人に押し付ける始末ですが、最近成長にやや陰りが出てきました。一夏に3回植え替えるのが理想と教えられましたが、次を育てる意欲はなんとなく失せています。
60㎝を超える大きな胡瓜が1週間に何個も採れましたが、気味悪がって不人気なのが残念です。硬めに皮を取り生や漬物にすると種が少なく実が厚くて美味しいと思うのですが?
胡瓜は古くから日本でも栽培されていたようですが、江戸時代は中国と同じように黄色く完熟したものを食べており、美味しいとは思われなかったようです。明治に入り成長が早く歯ごたえある食感とあっさりした味わいに人気が出て多く食されるようになったと記されています。
胡瓜には白イボ系と黒イボ系があり、現在栽培されている胡瓜の90%以上は白イボ系で皮が薄く歯切れがよいところが人気だそうです。が、私が作った胡瓜は知りませんでしたが四葉胡瓜といい、普通の1,5倍くらいの大きさになります。イボと皺が多く見た目も悪く鮮度が早く落ちますが種が少なく歯切れがよくて漬物に最適と聞きました。
苦労の末収穫した野菜は見かけが悪くても、他人には分かってもらえない嬉しさや喜びがあり、周囲に無視され美味しくないといわれても、立派に育った野菜は健気であり愛おしくひそかに自慢したくなります。 (T,A)